格安スマホ厳選18社を一括比較!格安SIMに変えると平均4,919円/月安くなる MMD研究所「2017年携帯電話の利用料金に関する調査」

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格安SIMって何??

格安SIMは名前の通り、大手キャリアよりも安い携帯料金で通信サービスを提供している通信事業者、あるいは安い携帯料金で提供される通信サービスです。日本国内は1,128(出典:総務省 2020年3月末時点)の格安SIMが通信サービスを提供しています。

格安SIMの仕組みは??

それでは格安SIMは具体的にどういった存在なのでしょうか。確認してみましょう。

SIMカードって何??

格安SIMの「SIM」はSIMカードのことを指しています。SIMカードとは、スマホに装着されているICカードのことです。SIMカードにはそれぞれスマホ利用者の識別番号や電話番号などの情報が記録されており、それを基に電話やメールなどを行っています。

大手キャリアや格安SIMといった通信事業者と契約を行う際、必ずこのSIMカードが渡されます。SIMカードをスマホに装着するとスマホで通信を行えるようになります。逆に言えば、SIMカードがないとWi-Fiなど無しにスマホ単体で通信を行うことはできません。

格安SIMと大手キャリアの違いは??

格安SIMは、MVNOと呼ばれる通信事業者によって提供されています。MVNOとは、正式名称は「Mobile Virtual Network Operator」で、和訳すると「仮想移動体通信事業者」です。一方で、大手キャリアのことをMNOと呼びます。MNOは、「Mobile Network Operator」の略で、和訳すると「移動体通信事業者」となります。ちなみに現在MNOは、ドコモ、au、ソフトバンク、最近では楽天モバイルの4社を指しています。

この両者の違いは、自社で通信設備を保有しているかです。MVNOは通信設備を保有しておらず、MNOから通信設備を借りて通信サービスを提供しています。自社で通信設備を保有していないため、MVNOには「仮想」という文字が含まれています。

どうして安くできるの?

MVNOが提供する格安SIMはどうして料金を安くできるのでしょうか、その理由は大きく分けて3つあります。

1.通信設備の開発費・維持費がかからない

MVNOは通信設備を大手キャリア(MNO)から通信設備を借りているので、アンテナや基地局の整備といったコストがかかりません。大手キャリア3社は通信品質を向上させるために毎年3000億~6000億円を投資し続けています。MVNOが通信設備を借りるのにはもちろん費用がかかりますが、年間数千億の投資をし続けるのに比べると安価にできます。

2.実店舗を持っていない(少ない)

大手キャリアでは、契約などの手続きや故障の修理受付などを全国各地に出店したショップで行うことができます。ショップを多く出すとその分、地代や人件費などが大きくかかります。それに対して、MVNOは、基本的にオンラインチャットやコールセンター、メールなど、WEB上のやり取りがメインです。そのため、人件費や店舗の賃料がかからないので、大手キャリアよりも携帯料金を安く設定できます。

3.競争が激しい

キャリアは4社間での競争ですが、格安SIMを扱うMVNOは1,128社あります。キャリアから格安SIMへと変更する人が増えてはいますが、全体の携帯利用者数は限られているため、MVNO各社はサービス内容の拡充でシェアを競っています。月額料金を安くする、特定のサービスの通信量をカウントしない、使った分だけ支払う従量制料金にするなど、各社独自の戦略を取っています。

格安SIMのメリット

格安SIMに変えることでどのようなメリットがあるのか紹介していきたいと思います。

1.月額料金が安くなる

格安SIMに変える一番のメリットは、「格安」という名前の通り月額料金が安くなることです。MMD研究所の2019年スマートフォンの利用料金に関する調査では、大手キャリアの月額料金の平均額が8,451円なのに対して、格安SIMの月額料金の平均額は2,753円と約5,500円安くなっています。格安SIMに乗り換えるだけで、月額5,500円、年間6万6千円はお得な節約方法ではないでしょうか。

2.2年縛りがない

格安SIMの多くは、キャリアのような自動更新の2年縛りのプランはありません。2019年10月の総務省の法改正後、多くの格安SIMで2年縛りの撤廃や解約手数料の引き下げが行われました。ただし、一部の格安SIMにはキャリアと同じように2年縛りとなるプランも存在しますので、契約前には条件をよく確認してください。

3.料金プランが豊富

格安SIMは各社ごとに特色のある料金プランを提供しています。月に使える高速通信容量が1GB単位で細かく分かれている、使った分だけ支払う従量制のプランになっている、通信速度が制限される代わりに無制限に通信できるなど、自分のスタイルに合った料金プランを選択しやすくなっています。

4.オプションが豊富

格安SIMでは各社独自のオプションを提供しています。特定アプリのデータ通信量をカウントしないカウントフリーオプションや、通話の最初の10分間の通話料を無料にするオプションなどあります。

格安SIMのデメリット

メリットだけではなく、どのようなデメリットがあるのかも把握しておきましょう。

1.初期設定は自分で行う必要がある

大手キャリアでは契約時やスマホの買い替え時に、店舗でスタッフが初期設定を行ってくれましたが、格安SIMでは自分で行う必要があります。SIMカードをスマホに装着したり、通信設定を行ったりする必要があります。

ただ格安SIMで初期設定を行う場合、マニュアルが送られてくるのでこちらを参考にすれば簡単に初期設定を行うことができます。

2.混雑時に通信速度が遅い

格安SIMは通信できるエリアはキャリアと変わりませんが、通信速度はキャリアと比べると遅くなる傾向があります。特に、多くの人がスマホを利用するお昼の時間帯や通勤・帰宅の時間帯は速度低下が目立ちます。なぜ通信速度が低下するのかはこちらをご確認ください。

格安SIMによっても通信速度には違いがあります。格安SIMの中でも、UQモバイルやY!モバイルは通信速度が大手キャリア並みに安定しています。通信速度を気にする場合は、こういった格安SIMを選ぶとよいでしょう。

3.直接のサポートを受けにくい

格安SIMは実店舗を持っていない、または少ないため大手キャリアのように直接のサポートが受けにくいです。そのため、スマホのトラブルなどが起こった際、直接見てもらいにくいです。普段よくサポートを受けている方は注意が必要です。

現在格安SIMはWEB上でのサポートに力を入れているので、チャットや電話などでトラブルを解決することができます。

デメリットはあるものの、それを理解して使えば特に問題ないものばかりです。その他のデメリットについてはこちらの記事にまとめています。多くの人には大きなデメリットとはならない内容だと思いますので、格安SIMへの変更をぜひご検討ください!

格安SIMの通信速度について

重要なのは実効速度

格安SIMは特に昼間などの混雑時の通信速度が遅いと聞いたことがありませんか?しかし、各MVNOの公式サイトを確認すると、ドコモやauと同じような通信速度が記載されています。実は、大手キャリアや各MVNOの公式サイトに記載がある通信速度は、ベストエフォートによるもので「理論上の最高速度」を表しています。しかし、普段利用していて実際にこの通信速度が出ることはありません。そこで、格安SIMを選ぶ際に重要となるのが実効速度です。

実効速度とは、実際に通信する際の通信速度で、利用する場所や時間帯、端末など利用する環境によって異なります。そのため、実効速度を計測して公表しているサイトなどのデータは一つの目安にすぎません。しかし、格安SIMの通信速度は回線の増強にお金をかけているのかによって大きく左右されることから、長期的なデータを見ることでどの程度快適に利用できるかの傾向は把握できます。お昼の通信速度がある程度確保されている状態が長く続いているSIMは、ユーザーのことを考えて回線にお金をかけているMVNOです。反対に、回線速度がずっと下落傾向にある場合は、通信速度についてはあまり望まない方が良いでしょう。

実際に何Mbps必要?

各社公式サイトには数百Mbpsの通信速度がかかれていますが、大手キャリアの実効速度は数十Mbpsです。対して格安SIMの実効速度は、非混雑時で10Mbps台、混雑時は0.4Mbps~2Mbps程度です。しかし、キャリアの通信速度が30Mbpsで格安SIMの通信速度が1Mbpsの場合、キャリアのほうが30倍快適かというと、そういうわけでもありません。確かに、数値の上では30倍通信速度が違うのですが、ある程度以上は体感できるほどの差はなくなります。

その境となるのは、データ容量にもよって変わります。LINEでのテキストベースのやりとりであれば、0.5Mbps程度でも問題なく利用できますし、アプリのダウンロードであれば3Mbps以上あった方が良いでしょう。高画質の動画でさえなければ、1Mbps程度の通信速度でも問題なく動画も見ることができます。

ちなみに、事前にデータの容量と通信速度が分かっていれば、大まかにかかる時間がわかります。通信速度は基本的にMbpsで表されますが、これは、1秒あたりに何Mビット転送できるかを表します。バイトではなくビットであることに注意が必要です。「1バイト=8ビット」で換算することができます。ここから計算すると、1Mbpsの通信速度が出ていれば、大体1秒間に125KB(キロバイト)のデータを転送することができます。

実効速度比較サービス

それでは実効速度を知るためにはどうすれば良いのでしょうか。最も簡単な方法が、実効速度について調査しているサイトを見てみることです。格安SIMの実効速度を定点計測して公表しているサイトはいくつかありますが、その中でも視覚的にわかりやすいサイトを紹介します。

そのサイトが、eConnect Japan株式会社が運営するサービス「mobile by keisoku.io」です。こちらは、神戸市中央区で定点観測した結果を公表しています。基本的に有名どころの格安SIMの通信速度の計測データは公表されているので、一度参考にしてみるとよいと思います。

こちらのサイトでは、お昼にどの程度速度が落ち込むのかなどの確認ができ、また、通信速度のランキングも確認することができます。ただし、たまたまその日だけ速いという可能性もあるので、気になっているSIMについては過去の通信速度についても確認しましょう。

  • 計測場所:神戸市中央区
  • 計測頻度:通常は1時間ごと、お昼の混雑する時間帯は15分ごと
  • 計測端末:Zenfone 3 Laser
  • 計測方法:eConnect Japan株式会社が開発したAndroid用計測アプリケーション

格安SIM選び方のポイント

格安SIMを提供しているMVNOの事業者数は、2020年3月末の時点で1,128社もあります。「格安SIM比較のインズウェブ」では、その中のうち18社に絞って紹介していますが、それでもなかなか選ぶのが大変だと思います。そこで、自分に合った格安SIMの選び方を簡単に紹介したいと思います。

月額料金で選ぶ

「とにかく安いのが良い!」という方は、格安SIMの月額料金で選ぶのが良いです。料金の比較はインズウェブの格安SIM比較サービスを利用してみてください。必要な高速通信容量での格安SIMの料金を比較することができます。

音声通話付のSIMの場合、高速通信容量が1GBであればb-mobile S 990ジャストフィットSIMLINEモバイルなどが安いです。3GBや5GBの場合、ロケットモバイルなどが安い格安SIMとなっています。

オプションサービスで選ぶ

かけ放題が欲しい、Wi-Fiスポットが無料で使えるのが良いなど自分が欲しいオプションサービスがある格安SIMから選ぶと、満足のいく格安SIM選びとなると思います。いくつかオプションサービスの比較についてのコンテンツを作成していますので参考にしてみてください。

また、オプションサービスではありませんが、独自性のあるプランから選ぶという手もあります。月に20GBや30GB使える大容量プランや月に使用した分だけ支払う従量制のプラン、無制限に利用できるプランなどがあります。

通信速度で選ぶ

格安SIMを使う場合、特に昼の混雑時など通信速度が遅くなる場合が多いです。各MVNOは自社のサイトで通信速度について書いていますが、そこに記載の数字はベストエフォート、つまりは理論上の最高速度です。その最高速度で通信できることはまずありません。

実際に使用するときの通信速度が重要になりますが、これは使用する地域や時間帯などによって異なります。また、サービス開始当初は速くても、利用人数が増えるにつれて設備の増強が追い付かずに、通信速度が遅くなるということもあります。

設備の増強をしっかりと行っていて、長きにわたって通信速度が速いという評価を得ているSIMを選ぶとよいでしょう。しかし、なかなか見極めるのは大変だと思いますので2つの格安SIMを紹介します。それはY!mobileUQモバイルです。Y!mobileはソフトバンクの、UQ mobileはauのサブブランドとして展開しているので、通信速度は安定して速いです。

ご利用上の注意

  • 各格安SIMの実効速度についてはアイティメディア株式会社が運営するITmediaの「通信速度定点観測」をもとにしています。
    ITmedia:http://www.itmedia.co.jp/mobile/series/2267/
    実効速度は計測場所や時間帯、利用環境などによって差が生じます。あくまでも一つの目安としてご活用ください。
  • 比較結果に記載の最大回線速度は各社が公表している数値を用いています。なお、ベストエフォート方式(理論上の最大速度)によるもので実際の通信速度を示すものではありません。
  • 掲載する料金プランに関する情報は、各社が公開している情報を元に細心の注意を払って作成及び掲載をしておりますが、その正確性、信憑性等を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。
  • 掲載の料金は各社実施の割引・キャンペーンなどにより、実際の料金と異なる場合がございます。
  • SIMフリー端末であっても通信方式や対応周波数帯などの理由により、利用するキャリア回線によって3G通信が利用できなかったり電波がつながりにくかったりする場合があります。端末の対応周波数帯や各MVNOの動作確認端末一覧をご確認ください。
  • auのVoLTE機種をご利用の場合、auの回線を利用する格安SIMであってもSIMロック解除が必要となる場合がございます。
  • SIMのみの料金は契約後1年間の月額料金を掲載しています。Y!mobileとUQ mobileは1年後から月額料金が1,000円増加しますのでご注意ください。

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