スマホを初めて持つときに悩む要素の一つがデータ容量を何GBで契約するかです。月に3GBしか使わないのに7GB以上の大容量プランで契約しているとお金の無駄だし、逆に月に5GBは使うのに、1GBで契約すると速度制限の期間が長く、大変不便な思いをします。そこで、追加のデータ容量を買うと、初めから適切な容量で契約しているよりもお金がかかってしまいます。
ここでは、1GBでどの程度のことができるのか説明していきます。何GBで契約すればよいか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
1GBでできること
サイト閲覧
1GBでスマホ版のYahoo!トップページが約3,200回開くことができます。Yahoo!トップページは、データ量が多めのページなので、テキスト中心のサイトであればもっと多くのページ数を見ることができるでしょう。逆に、画像が多めのサイトを開く場合はこれよりも少なくなります。
メール
テキストのみであれば通信にほとんどデータ容量を使いません。300文字以内のテキストメールであれば、月に約66,700回は送信あるいは受信ができます。テキストメールだけで1GBに到達するのはスパム業者かストーカー以外難しいでしょう。
メールに画像を付けた場合は、画像の容量によって変動しますが、約1,000回の送信で1GBに到達します。
LINE
LINEも画像を大量に送受信したり、長時間の通話をしたりしなければ、基本的にデータ容量を気にしなくてもよいです。ただし、ビデオ通話は多く容量を使うので注意です。
具体的には、テキストのみであれば50万回の送信あるいは受信ができます。スタンプのみを送り続けた場合は20万回くらいです。
したがって、トークのみで1GBを超えるのはかなり難しいでしょう。おそらくブロックされてしまいます。
ただし、画像を送受信すると、画像のデータ容量だけ送受信できる回数が減ってしまいます。3MBの画像の場合は340回くらいで1GBに達します。ちなみに、1GB=1,024MB、1MB=1,024KBですので、写真を送るときの目安にしてください。
LINEの無料通話の場合は、55時間30分で1GBに到達します。1時間当たり18MBです。毎日2時間通話すると、月末には1GBを超えてしまうので注意してください。
ビデオ通話の場合は、3時間15分で1GBに到達します。長時間のビデオ通話はWi-Fiにつなげてするようにしましょう。
YouTube
YouTubeに使うデータ容量は、動画の画質に左右されます。144pの低画質であれば、約500分、360pの標準画質であれば約250分、720pのHD画質であれば約100分、1080pのフルHDであれば約50分で1GBに到達します。
高画質の動画を見たい方はWi-Fiにつないでいるときにみるか、Wi-Fiにつないでいるときにダウンロードしておくとよいでしょう。
Twitterはタイムラインに動画や画像がどれだけあるかによって閲覧に必要なデータ容量が変わります。他の人のツイートを見ずに、ただテキストをつぶやき続けるだけなら、数万回はつぶやくことができます。画像を含む場合は1000回くらいです。
他の人のツイートを見るときは、必要なデータ容量はどれだけの画像や動画を含むかで変わってきますし、動画の秒数によっても変わってきます。
動画を大量に再生するとかでなければ大した使用量ではないので、10分くらい使ってみてデータの使用量がどれくらいか確かめてみるとよいと思います。
また、データ使用量を抑えるために設定から動画の自動再生をオフにしておきましょう。
また、アプリではなくブラウザからhttps://mobile.twitter.com/にアクセスすれば、「Twitter Lite」という通信容量を減らしたTwitterを利用できます。データセーブをオンにすると、画像や動画を自動的に表示されないようにでき、通信容量を削減できます。いちいちブラウザを開くのが面倒な人はホーム画面に追加しましょう。
Googleマップ
Googleマップは地域によって必要なデータ量が変わります。建物密集地だとデータ使用量が多く、周りに田んぼしかないとデータ使用量が少なくなります。
目安は徒歩での経路案内として利用すると、だいたい800kmくらい、カーナビの代わりにするとだいたい1万kmくらいです。
ただし、ズームイン・ズームアウトをすると、そのたびに地図を読み込むので利用できる距離が少なくなります。建物が密集している東京では、東京都を表示している状態から6回ズームインすると約3MB必要になります。徒歩の場合は1MBで800m、カーナビの場合は1MBで10kmくらいのデータ容量です。
各サービスで1GBでどれくらい使えるのかまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
LINEとちょっとした調べもの程度を利用するくらいでしたら1GBでも十分に使えますが、動画を見たい場合はどれだけ見るのか考えて、多めのデータ容量を契約しましょう。