2020.10.02
格安SIMに乗り換えたいけど、どのタイミングで乗り換えればいいのかよく分からない…携帯電話を乗り換える際に不可欠なのが解約です。今回は解約金含めて、全体の支払い料金を少しでも減らすための乗り換えタイミングについて解説していきます。
乗り換え全体の注意点については下記サイトを是非参考にしてみてください。
目次
格安SIMの乗り換えを検討する際に重要なのが、解約金や契約解除料の発生の有無や乗り換えで変わる月額の携帯料金です。乗り換えタイミングはこれらの要素を考慮して考えていきましょう。
携帯契約を解除すると、多くの場合解約金(契約解除料)が発生します。これは決められた期間内で解約を行った場合に発生します。なので、この解約金が発生しない、契約更新期間内に解約を行うことで、解約金を支払わずに済ますことができます。
総務省の法改正により、2019年10月以降に契約したものは違約金の上限が定められています。現在更新月以外での解約に伴う違約金の上限は1000円です。注意点として、2019年10月以前に契約している場合、違約金が9500円となっているので注意しましょう。
解約したいけど、契約の更新期間がまだ先の場合は乗り換え前の月額携帯料金と乗り換え後の月額携帯料金を計算してみましょう。毎月安くなる携帯料金の合計額が、解約に伴う手数料を超えている場合、今すぐ乗り換えすることで全体の支払い料金を安くすることができます。注意点として、MNPで携帯電話番号の引き継ぎを行う場合、それに伴う手数料も発生するので、その手数料も計算に入れておきましょう。
大手キャリアの場合、月途中で解約をおこなっても月の携帯料金は日割りにならず、月額料金がそのまま請求されます。それなので大手キャリアから乗り換えを行う場合、月初めや月の途中ではなく、月末で解約した方が携帯料金は無駄になりません。
格安SIMから格安SIMへ乗り換える場合、乗り換える前の格安SIMの月額携帯料金は日割り計算になります。なので、月の間での乗り換えタイミングは特に考慮する必要がありません。
乗り換えのタイミングを選択するうえで重要なのは契約の更新月です。大手キャリアの更新月の確認方法を確認してみましょう。
※ 更新期間の記載がない場合は、契約解除料が発生しない契約です。
大手キャリアの解約金は2019年10月以前の契約か、それ以後の契約かで解約金は大きく変わります。以前は2年定期契約の途中で解約した場合、9500円の解約金が発生していました。2019年10月以降に契約していた場合、2年定期契約の途中で解約しても、解約金1000円もしくは解約金無しとなっています。
2019年10月以降に契約したプランを更新月以外で解約する場合、解約金は1000円になっています。2019年10月以前に契約していたプランでは、更新月以外で解約する場合解約金9500円が発生します。
「2年契約」か「2年契約N」かによって、更新月以外で解約する場合の解約金の金額が異なります。「2年契約」では解約金9500円かかり、「2年契約N」では解約金1000円発生します。
2019年9月12日以前に契約していたプランについて、契約の更新月以外で解約した場合解約金の9500円が発生します。2019年9月13日以降に契約していたプランでは、契約の更新月以外で解約した場合でも解約金は発生しません。
MNPとは、携帯の電話番号をそのままで他の通信事業者に乗り換えるシステムのことです。スマホの乗り換えを行う際、多くの人が電話番号の引き継ぎを行います。電話番号の引き継ぎを行いたい場合は、忘れずにMNPを行いましょう。
MNPの手順は大きく分けて2つあります。乗り換え前の通信事業者で行うものと、乗り換え先の通信事業者で行うものです。乗り換え前の通信事業者では、MNP予約番号の取得を行いましょう。乗り換え先の通信事業者では、取得したMNP予約番号を持ったうえで、MNP転入手続きを行いましょう。
ではMNPを実際行っていくうえで注意すべきポイントは何でしょうか。確認していきましょう。
MNPを行う際、乗り換え前と乗り換え先でMNPに伴う手数料が発生します。乗り換え前の通信事業者では、MNP転出手数料が発生します。乗り換え先の通信事業者では、MNP転入手数料が発生します。乗り換えを行う際は、これらの料金を考慮してから行いましょう。
MNPを行う場合、通信事業者のMNP切り替え作業の関係で電話回線とネット回線を使用できない期間が発生することがあります。この間通信を行えなくなるため、大事な連絡がくるタイミングなどは避けるように心がけましょう。
回線が使えない期間を発生させたくない場合は即日MNPを利用しましょう。格安SIMによってですが、即日MNPで回線が使えない期間をかなり短くすることもできます。格安SIMを選択する際、1つのポイントにしてもよいでしょう。
乗り換え前の通信事業者で購入した端末の支払いが完了していなくても乗り換えを行うことはできます。その場合でも、残りの端末代を分割で払うことができます。ただし注意点として、残りの端末代に対しては購入した際の割引サービスは適用されなくなります。そのため、割引で安くなっていた端末代が急に高額化することもあるので注意しておきましょう。
格安SIMへの乗り換えを行う際に大切なことはタイミングです。解約金や契約解除料が発生しない契約の更新月になるべく乗り換えを行うようにしましょう。更新月まで期間がある場合は、乗り換えで安くなる携帯料金と、乗り換えにかかる解約金やMNP手数料から判断しましょう。