格安SIMで2018年の学割を発表しているのはワイモバイルとUQ mobileです。格安SIMはもともと安いのと、支払いがクレジットカードがメインなど、契約者が学生でないことが基本なので、学割を提供している事業者は少ないです。今後発表があれば追加予定ですが、現時点で発表済みのワイモバイル、UQ mobileの学割について紹介していきます。
学割の内容は?
ワイモバイルが先行して学割を発表し、それを追う形でUQ mobileも学割を発表したためか両社の学割の内容は非常に似通っています。
学割の特典の内容は、
- 基本料(基本使用料)が最大3か月間無料
- 「データ容量2倍オプション」が次回の機種変更時まで無料(ワイモバイル)、「データ増量キャンペーン」「無料通話2倍キャンペーン」の適用が次回の機種変更まで継続(UQ mobile)
となっています。
申込期間はともに2018年5月31日までです。基本料金無料の特典は、契約月(課金開始月)を1か月目とカウントするので月の初めに契約したほうが無料で使える日数が多くなります。
適用条件
ワイモバイルのタダ学割、UQ mobileのUQゼロ学割の適用条件はそれぞれ以下の通りです。
ワイモバイル タダ学割
- 個人契約の場合
- お申し込み時のご使用者の年齢が5歳以上18歳以下であること
- 新規、他社からのりかえ(MNP)、ソフトバンクからの番号移行のいずれかで申し込むこと
- 対象プラン:スマホプランS/M/L
UQ mobile UQゼロ学割
- 新規またはMNPで対象の料金プランに契約すること
- ご契約時の契約者または利用者の年齢が5歳~18歳であること
- 対象プラン:おしゃべりプランS/M/L、ぴったりプランS/M/L
注意事項
ワイモバイル・UQ mobileともに無料になるのは基本料金です。端末の購入代金やオプションの料金、無料通話分を超えた分の通話料などは無料にならないのでご注意ください。
また、月額割引・マンスリー割にも注意が必要です。ワイモバイルの月額割引の対象に端末代金が含まれておらず、また、UQ mobileのマンスリー割の対象は基本料金であるため、基本料金の無料期間中は月額割引やマンスリー割の恩恵をフルに受けられません。ワイモバイルの場合は月額割引の対象が、「基本使用料、オプションサービスの月額料や利用料、通話無料サービス対象外部分の通話料、パケット定額サービス対象外部分のパケット通信料、手数料」なので、オプションをつけている場合などには一応効果はあります。
ワイモバイルとUQ mobile、どっちがいい?
似たようなサービスを提供しているワイモバイルとUQ mobileですが、どちらがおすすめなのでしょうか。詳しくは以下の記事で説明していますが、5分以上の通話をよくする場合やYahoo!のサービスをよく使うのならワイモバイル、データ通信を重視するのであればUQ mobileがおすすめです。また、親が使っていたスマホを子供に使わせようとしている場合は、対応バンド(周波数)に気を付けてください。ワイモバイルの対応バンドはソフトバンクと、UQ mobileの対応バンドはauと同様です。
ワイモバイルの優位点
ワイモバイルがUQ mobileより優れている点は、かけ放題とYahoo!連携サービスです。通話に関して、UQ mobileは5分以内のかけ放題または指定分数の無料通話であるのに対して、ワイモバイルは10分以内のかけ放題です。また、追加で月額1,000円払えば、時間制限なしの国内通話かけ放題にすることもできます。そのため、5分以上の通話を頻繁にかける場合はワイモバイルにした方が通話料金が安くすみます。
また、ワイモバイルはYahoo!プレミアムと同等の特典を追加料金なしで受けることができます。Yahoo!ショッピングでよく買い物をする場合やプロ野球や海外サッカーなどを見るためにスポナビライブを契約する場合などはUQ mobileよりお得です。また、ワイモバイルにはパケットマイレージというサービスがあり、Yahoo!のページを訪れたり、Yahoo!のサービスを利用したりすることでマイルがたまり、貯めたマイルに応じて翌月のデータ容量のチャージが一定量無料となります。
UQ mobileの優位点
UQ mobileがワイモバイルより優れている点は、データ容量の繰り越しができること、高速と低速を自分で切り替えられること、低速通信時の速度が早めであることが挙げられます。データ容量の繰り越しは、1か月間で余った高速通信容量を翌月使用できるというサービスです。前月の使用量が少なければ、翌月はその分多く高速通信が利用できます。
また、UQ mobileは自分で高速通信と低速通信を切り替えられるので、ラジオや音楽のストリーミングサービスなど低速サービスで十分なサービスを低速モードで利用することで高速通信容量を節約することができます。UQ mobileの低速時の通信速度は最大300kbpsなので、大手キャリアやワイモバイルの最大128kbpsと比べて理論上約2.3倍高速です。動画や複数の画像を読み込むのには向きませんが、LINEやTwitterなどでのテキストの送受信や先ほどあげた音楽ストリーミングサービスなどは低速でも十分利用できます。
ワイモバイル、UQ mobileは似たサービスではありますが、違いを把握して適した方を選択してください。