日本国内では人気が高いXperia、日本向けの端末は基本的にキャリアを通してしか発売されていませんが、「格安SIMでもXperiaを使いたい!」という方もいると思います。すでにXperiaが手元にある場合は格安SIMを入れるだけですが、新規に購入したい場合はどうすればよいのでしょうか。
手段1:中古ショップ、オークションなどで購入する
日本向けのXperiaは基本的には3大キャリアを通してしか発売されていないので、格安SIMを利用している方が新たにXperiaを購入する場合、ムスビーなどの中古スマホを取り扱っているサイトやヤフオク!などのオークションサイトで購入するのが手に入れやすいと思います。
中古とはいえ、人気の機種であれば未使用品のスマホを購入することができるので、傷の心配や電池等の消耗が気になる方も安心です。ただし、あくまでも中古品で、未使用品でも一度人手に渡っている商品です。そのあたりが気になる方は別の手段をとりましょう。
中古スマホを購入する場合の注意点としては、端末と回線のキャリアを合わせることとネットワーク利用制限があります。端末の発売元のキャリアと格安SIMが回線を借りているキャリアがあっていないと、まったく通信できなかったり、通信できたとしてもつながりにくくなったりします。また、元の所有者が端末の代金を払っていなかったり、端末が詐欺や盗難などの犯罪で手に入れられたものであったりした場合、発売元のキャリアからネットワーク利用制限が掛けられます。ネットワーク利用制限がかかっていると、そのキャリアの回線では通信することができません。
ネットワーク利用制限がかかっているかを調べるには、端末の製造番号(IMEI番号)をキャリアの確認サイトに入力します。各キャリアの確認サイトを以下に記しておくので、中古スマホ購入前には、IMEI番号を確認し、ネットワーク利用制限がかかっていないか調べてください。
- ドコモhttp://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
- auhttps://www.au.com/support/service/mobile/network-riyoseigen/
- ソフトバンクhttps://www.softbank.jp/mobile/support/3g/restriction/
手段2:Amazonなどで並行輸入品を購入する
Amazonなどで並行輸入品のSIMフリー版Xperiaを購入することができます。ただし、購入できるのは海外向け(グローバル版)の製品のため、日本向けの端末で付いているワンセグやおサイフケータイなどの機能が付いていない場合があります。
グローバル版のXperiaを利用する場合、端末の対応バンドを調べてそれに合ったキャリアの回線を使っている格安SIMを契約するようにしましょう。基本的に、ドコモ系の格安SIMであればまったく通信できないという事態には陥らないとは思いますが、事前の確認は必要です。
また、日本国内で使うには技適を通っている必要があります。技適マークがない場合、製品としては通信できますが電波法違反となります。購入する前に、「機種名 技適」などと検索してあらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。
手段3:nuro mobileでXperia XZ Premiumを購入する
格安SIMの中でもソニーネットワークコミュニケーションズのnuro mobileだけは、Xperia XZ Premiumを購入できます。Xperia XZ Premiumはドコモで2017年夏モデルとして発売された端末です。
Xperia XZ Premiumを購入した場合、プレミアム帯域オプションをつけることができます。Xperia XZ Premiuを購入し、プレミアム帯域オプションに加入している人専用の帯域なので、通常のプランよりも快適に利用できます。そして、このオプションに加入している場合、「アゲ放題」として上りの通信について月間のプラン容量や3日間の合計データ通信量に参入されません。月額2,000円のオプションですが、1年目は月額1,000円、2~3年目は月額500円の割引を受けられます。
すでに後継機となるXperia XZ2 Premiumが発表されていますが、まだ発表されたばかりで国内向けの情報はほぼない状態です。XZ Premiumでも数年は利用できるスペックをしているので、XZ2 Premiuに搭載されている2眼カメラやSnapdragon 845、Qi規格のワイヤレス充電にこだわらない場合は、詳細を待たずにXZ Premiumを購入しても良いのではないかと思います。