シャープが2018年夏モデルとして、「AQUOS」シリーズ初のSIMフリー専用モデルのAQUOS sense Plusを発売することを発表しました。正確な発売日や価格等は未発表です。
主な仕様
現時点で発表されている主な仕様については以下の通りです。
- ディスプレイ:5.5インチ フルHD+(2160×1080画素)のIGZO液晶ディスプレイ
- SoC:Qualcomm Snapdragon 630
- アウトカメラ:1640万画素 CMOS 裏面照射積層型
- インカメラ:800万画素 CMOS 裏面照射型
- カラー:ホワイト、ベージュ、ブラック
- IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵
- おサイフケータイ
ディスプレイ
ディスプレイは5.5インチのフルHD+(2160×1080画素) IGZO液晶ディスプレイを搭載しています。最近のトレンドである18:9の縦長のディスプレイです。従来モデルであるAQUOS SH-M04と比べると、横幅が同じであるにもかかわらず、表示領域が約23%アップしています。
また、液晶テレビ「AQUOS」で培った高画質化技術を応用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」とデジタルシネマの標準規格(DCI)に対応し、色鮮やかな表現を可能としています。
SoC
SoCにはSnapdragon 630を採用しています。Snapdragonの600番台は主にミドルレンジのスマートフォンに搭載されています。ミドルレンジモデルではありますが、2年前に発売したハイスペックモデルのSH-M03(Snapdragon 808搭載)と比べてCPU部の速度が約2倍になっています。高度な3Dグラフィックを多用するゲームには向きませんが、普段使いや軽めのゲームであれば問題なく使うことができます。
昨年12月発売のAQUOS sense lite SH-M05のSoCはSnapdragon 430なので、AQUOS sense liteをスペックが低めであるという理由で敬遠していた人、あるいは不満を持っていた人も、AQUOS sense Plusはある程度満足して使えるでしょう。
カメラ
アウトカメラは約1640万画素、インカメラは約800万画素です。アウトカメラでは、高速でフォーカスを合わせられることをアピールしています。ピントが合いづらいシーンでも素早く被写体をとらえて美しい写真が撮影できるとしています。
また、インカメラでの撮影時には、画面が白く光るので、暗い場所で撮影する場合でも自然な明るさで人物を撮影できることがアピールポイントです。
防水防塵
IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵機能があります。それぞれの防水、防塵の程度は以下の通りです。
IPX5の防水はいかなる方向からの水の直接噴流によっても通信機器としての機能を失わないことを意味します。テストは、約3mの距離から12.5l/分の水を3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てて行われます。
IPX8の防水は水面下に沈めた際に、内部に浸水せずに通信機器としての機能を失わないことを意味します。テストは、常温で水道水の水深1.5mのところに本体を沈め、約30分間放置した後に取り出すということが行われています。
IP6Xの防塵は、粉塵が内部に入らないことを意味します。粉じん試験機内に設置し、8時間の試験の後、塵埃の侵入がないことが確かめられています。
テストは常温の水で行われているので、よくある勘違いではあるのですが、防水だから風呂の浴槽に誤って沈めてしまっても大丈夫というわけではありません。
おサイフケータイ
SIMフリー機では珍しく、おサイフケータイの機能を有しています。キャリアの携帯を使っていて、おサイフケータイは外せないという方でも安心です。
SIMフリー機でおサイフケータイを有しているのは、AQUOUSシリーズの一部の他、ARROWSシリーズやAndroid One X2のベースとなっているHTC U11 lifeなどがあります。