トーンモバイルは4月26日、iPhoneでも見守り機能を使える「TONE SIM(for iPhone)」をオンラインで発売開始しました。
これまでトーンモバイルでは、自社で発売する専用端末「TONE m17」(及び過去機種)でしか家族向けの見守りサービス「TONEファミリー」を利用することができませんでした。しかし、ターゲットの一つとしている小中学生はiPhoneを使いたいという意向が強いというかい離が生じていました。今回発売した「TONE SIM(for iPhone)」では、iPhoneに入れて簡単な設定を行うことで、iPhoneでも見守り機能を使うことができます。
子供の制御逃れにも対応
既存のフィルタリング系サービスの課題点として挙がっていた、子供が勝手に制御を解除してしまうという問題に対する解決策も提示しています。iPhoneを利用できる時間や入れられるアプリを制御するTONE SIMアプリが削除された場合、そのことが親のスマホに通知され、アプリの再インストールが促されます。それでもTONE SIMアプリが削除されたままの場合、20分後にモバイルデータ通信が遮断されてしまいます。
注意点として、親が自分のスマホをしっかりと管理をする必要があります。親のスマホの管理がずさんだと、子供が親のスマホを操作してフィルタリングが骨抜きとなってしまいます。子供のスマホ利用を管理したいのならば、自分のスマホもしっかりと管理するようにしましょう。
中古のiPhoneをイオシスで販売
TONE SIM(for iPhone)は家庭で眠っているiPhoneを利用することを想定しているため、SIMとiPhoneのセットでの販売は用意していません。しかし、利用できるiPhoneを持っていないという方のために、同じCCCグループのイオシスと連携し、中古のiPhoneをイオシスのWebサイト上で販売することとなっています。
トーンモバイルのサイト上に設置されているバナーからイオシスの専用ページへと飛ぶことができます。イオシスでは、iPhone SEや6sのような数年前の端末だけでなく、iPhone X、iPhone 8のような最新の端末も購入することができます。ただ、iPhone XやiPhone 8を制限しながら使うのは正直もったいないので、買うとしてもiPhone 7でよいのではないかと思います。
TSUTAYAで有料サポート
TONE SIM(for iPhone)を使うには、自分でiPhoneにセットアップする必要があります。特に難しい作業はないのですが、自分でセットアップすることができないという方のために、店頭でセットアップを実施する有料サポートサービス(税込3,300円)を開始することが発表されました。
有料サポートサービスは、まずは渋谷のSHIBUYA TSUTAYAで実施されます。他の地域についても順次全国のTSUTAYAに展開されていく予定となっています。