HUAWEIは、同社が販売するSIMフリースマートフォン「Mate 10 lite」「nova lite 2」にソフトウェアアップデートを配信し、顔認証やARレンズ(Mate 10 liteのみ)の機能を追加します。ソフトウェアアップデートの配信は3月9日より順次配信されます。約1カ月ですべての方がアップデート可能になる予定としています。
顔認証で素早いロック解除
「HUAWEI Mate 10 lite」と「HUAWEI nova lite 2」に顔認証機能が追加されます。顔認証機能がHUAWEIのスマートフォンに搭載されるのは初のことです。両端末とも背面に指紋認証を搭載していますが、手袋をはめているときに認証のために外したり、机に置いている状態から持ち上げたりしないでロックを解除することができます。指紋認証も引き続き利用できるので、シチュエーションに応じて利便性の高い方法で端末のロックを解除することができます。
また、設定により、顔認証後に端末のロックが自動的に解除されるダイレクトロック解除と顔認証後に画面をスライドさせることで端末のロックを解除するスライドロック解除を選ぶことができます。さらに、顔認証後にのみ、ロック画面にメッセージの通知内容が表示されるという設定も可能です。利便性を追求するのならダイレクトロック解除、セキュリティが気になるのならスライドロック解除を選ぶとよいでしょう。
iPhone Xをどの程度意識しているかはわかりませんが、顔認証に加えて従来通り指紋認証も可能(iPhone Xは顔認証のみ)、顔認証後に自動的に解除されるかスライドが必要か選べる(iPhone Xでは画面下から上にスワイプすることが必須)、とiPhone Xの顔認証で不満点としてよく挙げられる2点に対応してきています。
カメラ撮影を楽しくするARレンズ機能
HUAWEI Mate 10 liteに追加されたARレンズ機能は、インカメラ・アウトカメラ両方でアニメーションエフェクトの追加や背景の変更を楽しむことができます。
アニメーションエフェクトは人物の顔を自動認識して、犬や猫などの動物の耳や鼻などのエフェクトをつけることができます。フィルターは全部で16種類インストールされています。背景の変更は、ビーチや公園などあらかじめインストールされている15種類の背景に加え、利用者自身が撮影して登録した背景に変更することができます。セルフィー写真を背景として双子での写真撮影を思わせたり、好きなタレントやキャラクターなどとのツーショット撮影をしたりといった楽しみ方も可能です。