NTTコミュニケーションズは4月11日、「OCNモバイルONE」向けに音楽ストリーミングサービスをカウントフリーとするオプションサービスのトライアルを開始すると発表しました。オプションの受付は11日からすでに開始しており、サービスの開始は4月18日を予定しています。カウントフリーの適用期間は7月31日までで、トライアル期間中は追加で料金はかかりません。
カウントフリーの対象サービス
MUSICカウントフリートライアルでカウントフリーになるのは、AWA、dヒッツ、Google Play Music、Spotify、ひかりTVミュージック、レコチョクBestです。
対象サービスを利用していても、音楽ストリーミングサービス以外の、動画や画像などの読み込みや外部サイトへのアクセスなどの通信は、カウントフリーの対象外となる場合があります。また、公式アプリ・ブラウザによるもの以外のアプリなどからの通信なども対象外となります。
トライアル期間中は、オプションに申し込めば上記サービスが無料でカウントフリーになりますが、各音楽サービスの利用料金は別途必要となります。
音楽ストリーミングサービスはどれくらい通信量がかかる?
音楽ストリーミングサービスがカウントフリーになるといっても、あまり通信量を食わないものであればうまみは少ないです。トライアル期間中は無料なので、単にお得なサービスですが、トライアル終了後に、オプションとして正式に採用され、料金が発生するようになれば、利用料と通信量を比べてオプションを利用するか決める必要があります。
データ通信量は利用するサービスや温室などの設定によって異なりますが、ここではビットレートを公表しているSpotifyの標準音質:約96kbps、高音質:約160kbps、最高音質:320kbpsで計算したいと思います。
曲によって長さが違うので、1曲聞くとどれくらい消費するということは言いにくいため、1時間音楽を聴き続けたとして計算します。すると、理論上では標準音質の場合は1時間で約42MB、高音質の場合は1時間で約70MB、最高音質の場合は1時間で約140MB使うこととなります。
なお、この計算はキャッシュを考慮していません。キャッシュを保存できるサービスでよく聞く音楽であれば、キャッシュが残っている限り、ほとんどデータを消費せずに音楽を聴くことができます。また、Wi-Fi環境下で音楽をダウンロードして、その音楽を聴く分にはデータ容量を消費しません。
低速モードで十分?
OCNモバイルONEは高速通信と低速通信を自由に切り替えることができ、低速通信であれば高速通信のデータ容量を消費しません。OCNモバイルONEの低速通信は最大200kbpsなので、320kbpsの最高音質で聴かないのであれば十分に使える範囲です。
最高高音質で聴く必要はないという人で、音楽を聴いている途中にスマホで別の通信を行わないのであれば、低速モードへの切り替えでも十分でしょう。